ホットペッパービューティー

幸せって何だっけ?(古い・・・^^;)

ジューンブライドという言葉を知っていますか?
元々は欧州の文化で6月に結婚すると縁起がよいされていたのですね。

由来はいくつかあるようですが、6月はローマ神話の結婚をつかさどる女神であり、
結婚や女性の権利を守護する「JUNO」の月であることからくるとする説や、
ヨーロッパの6月は1年の中で最も雨が少ない月で、気候が適しているとする説などが一般的です。

では日本ではどうか?というと6月は梅雨真っ盛り。
ジメジメとした暑さと湿気でできれば避けたい季節ですね。

でも最近では式場や施設の空調設備も進化して快適に過ごす事ができるようになったこともあり、
ジューンブライド(6月挙式)は人気のようです。

私は前職で八芳園という結婚式場に勤務していましたので、この時期のブライダル業界の殺人的な忙しさが身に沁みています。

そこは年間挙式数2000件超の国内でも有数の結婚式場でした。
年間2000組といっても想像しにくいかもしれませんが、単純に365日で割るわけではありません。
挙式のほとんどが休日に集中するので、年間の土日祝日の約100日で割ると・・・なんと1日平均20組です!
当然、閑散期と繁忙期がありますので忙しいときは1日の挙式数が30組越!

まだイメージ沸きませんか?

30人の花嫁さんがドレスを着てそこらじゅうにいるんです。
一人が3回色直しをすると・・・90回花嫁姿を見るわけですね。

美しい女性たちの姿を間近いっぱいで見れて羨ましいって・・・?
いえいえ^^;
髪型もメイクもドレスも変わってしまうので、もう誰がダレだか訳がわかりません^^;

でも、新郎新婦さんの名前を間違えたなんてシャレにならない位の大クレームにつながりかねません。

でも、全員は把握できないし・・・(困)

そこで画期的な方法が!!!

・・・なんだと思いますか?

それは・・・
みんな同じ呼び方!

間違えたら大変!
名前でなんか呼びません^^;

大体この業界はどこもご新婦様のことは「お嬢様」って呼びますね。
私、最初に聞いたときはちょっと違和感でした。

なぜなら、当方のスタッフの平均年齢が25歳くらいなのに、最近のご新婦様は20代後半から30前後が多いです。

それなのにみんな「お嬢様!」って・・・^^;

それはさておき・・・
一般的にも「お客様」って呼び方よくありますね。

初めてで顔も名前もわからなければ当然です。
でも、2回も3回も行ってる所で「お客様」って言われたらなんか寂しいですね。

お客様の数が多ければ覚えきれないのは仕方が無いかもしれません。
でも、そもそも覚える気が無くて「お客様」とか「お嬢様」って・・・。
確かに失礼もなく、失敗も無いかもしれませんが、やっぱりせっかくだからお名前でお呼びしたいですよね。

だから私達は、お客様のお顔やお名前を思い出しながらお手紙やお礼状を手書きで書いています。

カルテも超アナログ。
手書き&ペーパー管理です。

お手紙を書きながら、カルテを書いたり整理したりしながら、この人こんな人だったねぇ~とか、こんな話したんだよ~とか言って思い返してます。

そんなお客様が、また戻ってきてくれたときにはすごくうれしい!
だからまたそのお客様のことが大好きになってしまい、また戻ってきてもらうために必死です!

でもそんな大好きなお客様がいっぱいになって、雑談なんかしながらワイワイ楽しく毎日が過ごせたらとても幸せだなぁって思います。

お店ではお客様とワイワイ。
家では愛する家族に囲まれワイワイ。
(たまにコラァー!!!とか言ってますが^^;)

欲を言えばまだまだ欲しいものは沢山ありますが、もしかしたら幸せって今持っているものなのかもしれないなぁ・・・。

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カーサ・デ・ラ・ディオーサ