ホットペッパービューティー

髪の毛の栄養はどこから???

皆さま、あけましておめでとうございます!

新年最初のブログ更新となりますが、皆さまお元気でしょうか?お正月はゆっくり過ごせましたか?

9連休なんて羨ましい方もいらっしゃったようですが、そろそろお正月気分も切り替えていきましょうね!

さて今回は、髪の毛の栄養はどこから来るのかというお話です。

ディオーサではおかげさまで多くのお客さまにヘッドスパのメニューをお受けいただきご好評をいただいておりますが、そもそも頭皮や髪の毛の構造を理解して頂くことで一層頭皮ケアの必要性を感じていただけると良いなぁと思います。

まず髪の毛というのは、死んだ細胞でできています。爪もそうです。切っても痛くないですよね?

死んだ細胞は自然治癒しません。だから痛むと痛みっぱなし。トリートメントなどでタンパク質や油分を補うことはできても根本的に治すとこはできません。一般的にトリートメントの「もち(持続)」というのは入れたタンパク質や栄養分が髪の中に残っている状態の期間のことです。もし治るのであれば「もち(持続)」という概念は使いませんね?

ですので、痛んだからトリートメントという発想ではなくて「如何に痛ませないか」また「如何に状態の良い髪の毛を生やすか」ということが非常に重要です。

髪の毛というのは頭皮の毛穴の中にある毛根部分の毛母細胞でつくられます。ここで作られた髪の毛がどんどん押し上げられるようにして毛穴から出て伸びていきます。この毛母細胞に栄養を運ぶのが頭皮の毛細血管の役割です。体中に張り巡らされた毛細血管が体内の全ての細胞にくまなく栄養分を行き渡らせているんですね。

ところが、この髪の毛の生えるプロセスを阻害する要素があります。

ひとつは、頭皮のコリです。肩がこるという方は多いと思いますが、頭皮がこるというとピンとこないかもしれません。でも頭皮にも薄い筋肉があり、刺激を与えないとこり固まってしまいます。また長時間のパソコン作業などによる目の疲れ、対人ストレスなども頭皮こりの原因になります。こめかみや後頭部などに偏頭痛をお持ちの方いますよね?

筋肉がこると血流が悪化し毛細血管から運ばれる栄養分が減少します。これによって毛根へ十分な栄養が行き渡らず細毛や抜け毛、薄毛、白髪、ハリコシが失われるなどの症状が現れます。もちろん加齢などの原因によることもありますが、十分な頭皮ケアである程度改善できる場合もありますので前向きに取り組みましょう!

方法は、とにかく頭皮のマッサージです!こすって摩擦するのは地肌や髪を傷めるので、指の腹を頭皮に当ててじっくり頭皮を動かすように揉み解しましょう。シャンプー前やシャンプーしながらでもかまいません。またお風呂上りに育毛剤などを塗布して行うのも効果的です。

そしてもうひとつが酸化皮脂です。頭皮の毛穴には皮脂腺といって皮脂を分泌する器官があります。これは髪の毛に適度な油分を与え、潤いある状態を保つために重要な役割を担っているのですが、過剰に分泌されると毛穴を出たところで酸化して固まり、毛穴を塞いでしまうことがあります。こうなると当然髪の毛が生えようとする出口が塞がれる訳ですから健康な髪の毛が生えるのを邪魔してしまいますね。また、塞がれた毛穴の中で雑菌などが繁殖してかゆみやフケの原因にもなります。特に男性や脂性肌の方はこの傾向が強いですが、一般的に夏場などは皮脂分泌が多い時期なので、秋口に抜け毛が増えるのは夏の間に溜まった酸化皮脂が毛根に悪戯するからだと言われています。

こちらも継続的なケアが必要になりますが、最近はドラッグストアなどでヘッドスパシャンプーやスキャルプ(頭皮)ケア用の製品が色々売られています。いつも使うシャンプーとは別にスキャルプクレンジング用のシャンプーを週に2~3回使用すると頭皮がきれいに保てますし、ヘッドスパトリートメントなども必要に応じて使うと良いですね。

頭皮ケアは意外と疎かになりやすいですが、髪の毛は女性の命です。またお顔に最も近い皮膚ですのでアンチエイジングにも効果的なとってもケアの重要な部分です。是非日頃のケアを見直してみてくださいね。

なお、ディオーサでは引き続き人気メニューのバリニーズヘッドスパをお勧めしています。ご自宅のケアに加えてサロンでのスペシャルケアも合わせて健康な頭皮、つやのある髪の毛を目指していきましょう!

今年もディオーサをよろしくお願いいたします。

毛根