こんにちは!横浜市鶴見区の美容室&エステサロン「カーサ・デ・ラ・ディオーサ」オーナーの板野です!
『髪の痛まないドライヤーがあるって聞いたんですけど・・・』お客さまからの質問です。他にも“痛まないヘアアイロン”や“梳かすほどにまとまる櫛”など。。さらに先日来たディーラーさんによると“お肌のリフトアップ効果のあるドライヤー”なんてものも!?もう何でもアリですね^^;各メーカー様々な商品を送り込んできてます。
どれも魅力的なキャッチフレーズですね。・・・でももしかしたらあなたは騙されているかもしれません。なぜかって?例えば“髪が痛まないドライヤー”って聞いてスゴイ!って思いました?そう思ったあなたは要注意です!まず「髪が痛まない」というフレーズを聞いて無意識に「髪が痛むドライヤー」と比較してませんか?当然髪が『痛むドライヤー』と『傷まないドライヤー』だったら傷まないドライヤーが良いですね?・・・でもちょっとおかしくありませんか?気付きましか?・・・そう!そもそもドライヤーは髪が痛むという前提に立っているということ。でも本当にそうですか?ここを考えずに新しくて良さそうなモノに飛びつくあなた。あなたのお家には買ったけれども使っていない便利そうなモノが溢れていませんか?どんなものでも適切な使い方をしないと効果は半減してしまいます。まずは髪の正しい知識を身につけて適切なお手入れができるようにしましょうね!
そもそもドライヤーで髪は痛むのか?あなたはどう思いますか??髪が痛むのが嫌だからドライヤーは使わず自然乾燥・・・なんて人はいませんよね??・・・ん!?もしそんな言い訳をしている人がいたらそれダメです!ダメ!!ぜ~ったいダメ!!!確かにドライヤーは使いようによっては傷まないとはいえません。でも、自然乾燥は一番ダメなんです!なんでかって??イメージがつきやすいように説明すると、お顔を洗った後化粧水や乳液など何もつけずに30分、1時間放置してみてください。・・・どうですか?
5分・・・ちょっとつっぱってきましたか?・・・10分・・・
ガサガサしてきました?20分・・・30分・・・もう限界です?・・・そうですよね?本当にやったあなたは偉い^^;
やらなくてもイメージはしてもらえましたか?そうなんです。自然乾燥は想像以上に水分が飛んでしまうんです。
ではドライヤーで乾かすとどうでしょうか?
以前にも書きましたが、髪の毛は鉛筆のような三重構造になっています。芯の部分、木の部分、表面の色のついた部分。これを髪ではそれぞれメデュラ、コルテックス、キュ―ティクルといいます。濡れている状態の髪の毛はキューティクルが膨潤して開いている状態ですね。この状態で乾くまで放置すると髪の内部(木の部分や芯の部分)に必要な水分やたんぱく質がどんどん蒸発していきます。ところがドライヤーを使って乾かすと表面から乾くので開いていたキューティクルが閉じますね。すると、内部の水分やたんぱく質を閉じ込めることができるんです!まさにお顔のお手入れと一緒。洗顔後に少しでも早く化粧水や美容液で水分&栄養補給。乳液で閉じ込める!!みたいな。。どうです?重要性が伝わってきましたか?そうなんです!コレとても重要なんです。お風呂上りにとりあえずお顔のお手入れ。その間に髪の毛が半分くらい乾いていたらドライヤーの時間短縮になって効率的・・・ってやってる間にどんどん乾燥していきますからね。
すぐに乾かせない場合はむしろ髪や身体を拭いた濡れたタオルでターバンをして乾いてしまわないようにしましょう。そしてドライヤーを握ったらここからが勝負です!一気に乾かしましょう!!テレビを見ながら?スマホをいじりながら??ダメです!ダメダメ!!もっと意識を手元に集中して!・・・って言うのは冗談ですが^^;それくらい髪の毛ちゃんを可愛がってあげたらきっと髪もあなたの気持ちに応えてくれて素直にまとまってくれることでしょう。・・・ん?
そんなはずはないって??まぁそれでも良いじゃないですか。愛とは見返りを求めずに与えるものなのですから・・・。